【(高卒)国家一般職・平成24年度・No.17】(基本問題)「歩き」「走り」「自転車」が登場する速さ問題【行政・高卒区分】
平成24年度・国家一般職(高卒区分)No.17の問題です。
速さの基本問題ですので、初学者向けに丁寧に解説していきます。
問題文の状況を具体的にイメージする
数的処理が苦手な方の特徴として、解法テクニックを丸暗記してしまって応用問題が解けなくなるケースが挙げられます。
基本的な問題でも、『自分が立てている式』と『問題で示された状況』がどのようにリンクしているのかを考えるクセを付けておきましょう。
今回の問題では上図のように通勤中のある地点において、『走り』で家に戻り、その後、『自転車』で1kmの距離を走ったことが分かります。
分かっている数字と分からない数字を整理する
出題の状況がイメージできたら、問題文から与えられている数字、すぐに算出できる数字を整理してみます。
問題文冒頭で、『徒歩』で『1km』の距離を『15分』かけて通勤していることが分かりますので、ここから『徒歩』による速さを計算することができます。(上図では1kmを1000mとして記載)
さらに、問題文後半では『走り』・『自転車』の速さは『徒歩』の2倍・2.5倍であると示されていますので、全ての速さを計算により求めることができました。
時間について式を立てる
『時間=距離÷速さ』という公式から、①、②、③の区間についてそれぞれかかった時間を計算してみると上図のようになります。
式の変形
さきほど立てた式について、①+②+③の合計時間は『15分』と与えられていますので、xについて解くことができそうです。
上図のように約分・式変形をしていって、、、
正解肢は…
xの値について『400m』と計算することができました。(正解肢3番)
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