【国家一般職・令和4年度・No.17】長文数的推理問題・お菓子の個数と金額【行政・大卒区分】

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(応用問題)【令和4年度・国家一般職 No.17】長文数的推理問題・お菓子の個数と金額【数的推理】

令和4年度・国家一般職(大卒・行政区分)No.17の問題です。
文章をあえて分かりにくく表現している部分もあり、長文問題ということで後回しにしたくなるような問題です。

しかしながら、問題の構造が分かってしまえば計算そのもので迷うことは無いと思いますので、文章の読解力が試される問題と言って良いでしょう。

問題の構造を理解する

この問題について、長い文章を3つのブロックに分けると上図のようになります。

①:お菓子1袋の個数と金額に関する条件。B・Cの菓子については1袋あたりの個数が不明となっています。

②:工場からお菓子が送られてきてその一部を送り返したという状況が、『菓子A・Bに関するもの』と、『菓子A・Cに関するもの』の2つ記載されています。③で組み立てる式の前提条件としてとらえると良いでしょう。

③:最終的に求めるべき値と、条件文が2つ示されています。

②・③を組み合わせることによって、現状不明である菓子B・菓子Cの1袋あたりの個数を求めることができそうです。

解答のために必要な式を組み立てる準備 その1(個数に関する条件)

問題文後半に『工場に返送した菓子の個数』・『手元に残した300個の菓子の金額』という記述がありましたので、それぞれ検討していきます。

菓子Bの1袋あたりの個数をx、菓子Cの1袋あたりの個数をyと置いて整理すると、工場に返送した菓子の個数について、上図のように式を立てることができます。

解答のために必要な式を組み立てる準備 その2(金額に関する条件)

また、菓子B・菓子Cについては工場に返送していないため、送られてきた袋分の個数に金額をかけて、x・yを用いた式で表すことになります。

個数・金額に関する2つの式を立てる

問題文後半で与えられている条件に基づいて、x・yを求めるための式を2つ作ります。

まずは、工場へ返送した菓子の個数に関する情報から、上図のように式をたてることができます。

さらに、金額に関する情報から、上図のように2つ目の式を立てます。

2つの式からx・yの値を求める

これまでに求めた(式1)と(式2)より、x・yの値をもとめると、それぞれx=15、y=8と求まります。

この値を用いて、問われている金額を計算すると610円となります。(正解肢2

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