【頻出問題】5分でわかるキャロル図【数的処理・SPI】
国家一般職平成30年度(高卒区分)の問題です。
キャロル図を使った基本的な問題で、社会人区分でも同レベルの問題がよく出題されています。
今回は「ベン図」との使い方の違いにも触れつつ解説していきます。
分類の数、および重複の有無を確認する
問題文を整理すると、『男子・女子』『フランス語・ドイツ語』『1年生・2年生』という3つの分類が登場しています。これらはそれぞれ重複しない(ex. フランス語とドイツ語の両方を選択している生徒はいない)ものですので、キャロル図を使って整理していくことになります。
アルファベットの並びと対応させてみる
3分類のキャロル図は上図のように、十字に二つの四角形を書いて作ります。
今回は、
(1)上下で1年生・2年生を分類
(2)左右で男子・女子を分類
(3)内外でフランス語・ドイツ語を分類
と整理しました。1つ目の条件で全生徒数は400人と言っていますので、欄外(左上)に書いておきましょう。以下、数字の当てはめについて、順を追って説明します。
条件2&3
1年生・男子→100人、2年生・男子→90人
それぞれ内側の四角形の左上、左下と重なるように記入します。
条件4
ドイツ語選択の男子と女子が同数であることを記入します。具体的な数字が分からないためxとしました。
条件5
条件4と同様に、指定された箇所にyと記入しました。どこの境界線上に記入すべきか間違えないように注意しましょう。
条件6
フランス語選択の女子→90人
内側の四角右側に記入します。
x・y の人数を確定させて、表を完成させる
条件6が与えられたことにより、x(ドイツ語選択の女子)の人数が210ー90=120人だと分かります。条件4により男子側にも同じ人数が記入できます。
これにより、y(フランス語選択の男子)の人数が190ー120=70人だと分かり、連動する形で、2年生女子生徒の人数、1年生女子生徒の人数、と順次判明します。
選択肢の検討
選択肢を検討した結果、正解は3番となります。
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