【暗号】暗号・与えられた文字数が少ない場合【数的処理・SPI】
東京都特別区令和3年度の問題です。
暗号の頻出手法が使われており、特別区受験生の方は頭に入れておくべき内容となっています。
選択肢も含めてながめてみる
問題について、選択肢も含めて整理すると上図のようになります。
アルファベットからアルファベットへの変換ですが、暗号文の中に小文字の『e』『i』が出てくることがあるようです。
ただし、問題文全体を眺めた時に小文字『e』が使われているのは『Be』の場合のみですので、この2文字で何かを示していると推理します。
また、『●H』についてはOに変換されているようです。
アルファベットの並びと対応させてみる
出てきた文字について表としてまとめてみると上図のようになります。
ここで、アルファベット26文字に対して『Be』『C』『N』のような解読前の文字数が少ないことに気がつきます。さらに、F・Gを示す暗号、J・Kを示す暗号について同じ記号(◯・◎)が使われています。
上記情報から、一定の文字数ごとに別の記号を使うことで、少ない文字で26文字のアルファベットを指し示していると推理します。
繰り返しを仮定して文字を当てはめてみる
特定の文字列を繰り返していると仮定した場合、『○Be』と『◎Be』に続く文字は同じになるはずです。そこから表の残り部分を推理すると上図のようになります。
ここまで埋めた段階で、「どこかで見たような文字列だなぁ」と気がついた方はIQ高めです(笑)。
これは、元素記号を7文字ずつ並べた暗号表となっていました。最初は文字の前に『◯』、次は『◎』、その次は『●』を付けることで解読後のアルファベットと対応させています。
正解肢の検討
一部不明な点が残ったものの、上図のように暗号表を作ることができました。
出題された文字列に対応するのは「MONTREAL」となりますので、正解は3番となります。
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