【超難問】長文推理問題【数的処理(SPI)・国家総合職】
令和元年度国家総合職(大卒区分)の問題です。
5人・6試合(順位制)・7条件文、と問題文を見ただけで複雑なことが分かります。この年の問題の中では1、2を争う難易度だったと思われます。
分かりやすい条件から表で整理していく
条件文が多いので、分かりやすい条件から順に表で整理していきましょう。条件1・2、および合計点に関するところは後まわしにします(赤下線部)。
条件3〜7比較的シンプルに整理することができます。試合数を行、順位を列で整理してみると上図のようになります。『入賞(1〜3位)』とそれ以外・『4人は1回ずつ1位になった』という条件は欄外に記載しておきます。
整理してみると、5試合目の試合結果については4・5位の順番を除いて確定しました。目視ですぐに分かるように、『入賞外の2人』が確定した場合には表中に入れてしまっています。
条件1『3戦以上連続して入賞した者はいなかった』を検討する
条件1を整理していきます。2・3戦目の1位がDであることから、1戦目と4戦目にDは『入賞外』であることが分かります。
また、5・6戦目の2位がAであることから、4戦目にAは『入賞外』であることも分かります。
上記A・Dが判明したことで、4戦目の入賞者はB・E・Cであることが判明しました。Cは5戦目で1位をとっていることから、3・6戦目は『入賞外』であることが分かります。
条件2『連続した2戦のうち、少なくとも1戦は入賞した』を検討する
条件2を整理していきます。
2戦目にEが『入賞外』であることから、1・3戦目では『入賞』していることが分かります。また、1戦目について残りのCは『入賞外』となります。
3戦目にCが『入賞外』であることから、2・4戦目では『入賞』していることが分かります。また、2戦目について残りのAは『入賞外』となります。
4戦目にAが『入賞外』であることから、3・5戦目では『入賞』していることが分かります。
5戦目にEが『入賞外』であることから、3・5戦目では『入賞』していることが分かります。また、6戦目について残りのDは『入賞外』となります。
合計点の条件を整理する
上図右下に示した合計点の式から分かることを検討します。
Cの入賞回数が3回であることから、Cの合計点は5+1+1=7しか有り得ません。したがって表の『入賞』部分での残りの順位は3位となります。
2戦目のCの順位が確定したことで、Bは2位に確定します。ここまでで、Bは1位を1回とっていることも判明していますので、残りのBの順位は3位となります。
6戦目のBの順位が確定したことで、Eは1位に確定します。それに伴い4戦目のBは1位であったことが分かります。
ここまでで、3戦目を除く全ての試合の入賞者順位が確定しました。選択肢を検討してみます。
選択肢の検討
選択肢1・2のように計算が必要な肢は後まわしにします。
選択肢3は未確定なので✖️。
選択肢4は、矢印部分が未確定ですが2着にA・Eのどちらが入ったとしても成立しますので、確実に言えることになります。(正解4)
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