【数的処理(SPI)・国家総合職】ダイヤグラム【難易度低め】

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【SPI・数的処理】ダイヤグラム問題【国家総合職より】

 

H26年度国家総合職の問題です。
ダイヤグラムの問題ですが、『途中に信号がある』といった条件をどのように整理していくかがカギとなります。

考えやすい単位で考える

短時間で解くためには、与えられた条件から効率的と思われる1単位を考える必要があります。

(1)今回の問題では、『信号機の点灯・消灯時間である30秒』を1単位と考える

(2)正方形ルートの一辺の半分である50mを1単位と考える

といった方法が考えられます。今回は(2)を使って解いていきましょう。

甲・乙それぞれが50m進むのにかかる時間はそれぞれ上図のように計算できます。1時間=60分=3600秒という変換はよく出てきますから暗記しておくと良いでしょう。

両方ともきれいな整数で表すことができたので、この段階で秒速まで暗算しておけば完璧です。

甲の速さは秒速5m、乙の速さは秒速1mとなります。

ダイヤグラムを図形的に描く

前段で計算した値(50m進むのに要する時間)を使ってダイヤグラムを作っていきます。

今回は、信号機の条件が分かりやすく整理できるように縦棒は30秒ごとに入れておくと良いでしょう。

甲を赤線で、乙を青線で示しました。

甲の斜線の角度は60秒で300m進むことから考えて、原点から、Dと60秒の交点を目指す角度となります。この時、ダイヤグラムをある程度正確に描いておくことで、しっかりとした計算をせずとも信号機の条件を整理できると思います。

乙の斜線の角度は150秒で150m進むことから考えて、原点からC・Bの中点と150秒の交点を目指す角度となります。ダイヤグラムでは速度が遅いほど斜線の角度が低くなりますので、書き始める前に考慮しておくと良いでしょう。

上記のとおり、甲は2回信号機で止まり、乙は1回信号機で止まった後に120〜150秒のどこかで合流しそうです。

どの地点・秒数から計算するか検討する

甲が120秒まで信号機で停止していることから、甲が動き出してから何秒後に乙と合流するか考えてみます。

120秒後の乙はダイヤグラムより、Bから10m過ぎた地点にいることが計算できますので、120秒時点で甲・乙の間の距離は60mであることが分かります。

甲・乙の速度の差は4m /秒ですから、60mの差について4m /秒で縮んでいくことになります。

計算の結果、甲・乙は120秒+15秒後に合流(甲が乙を追い抜く)することが分かりました。

正解肢は4番となります。

ダイヤグラムの問題では図形の比を使って簡単に解く方法もあります。今回の例では、120秒〜150秒の間にはさまれた2つの三角形が合同であることに気付ければ、後半の計算を一気に省略することができます。慣れてきたらこのような方法も試してみましょう。

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