【数的処理】暗号(令和3年度・特別区)【難易度2】

この記事は約2分で読めます。

数的処理 暗号 難易度2(令和3年度・東京都特別区)

YouTube講義はこちら

東京都特別区令和3年度、経験者採用(2級職)からの出題。
暗号の中では簡単な部類だが、「暗号」という分野そのものが数的処理の中の鬼門なので、一見して方針が立たなければ捨て問にするのも有り。

(1)暗号の典型的な手法まとめ

暗号化の手法は様々であり、上記したのはあくまで一例である。近年の問題では2以上のステップで暗号化している問題が多いため、ある種の「ひらめき」や「センス」が無いと解けない難問も多い。

(2)問題を見やすく整理した上で典型的な手法を試してみる

ひらめきを得るために、見やすく整理して書いてみるというのは重要です。
また、本問題では選択肢よりヒントを得て、最後の2文字については2種類に絞られています。
この状態で、アルファベットのスライドなどを試してみましょう。ポイントとなるのは以下の通りです。

①一文字目、かつ同じアルファベットなのに、違う文字に変換されている
②同じ単語内でも、同じアルファベットに違う文字が対応している

②より、スライド法の中でも文字の位置によってスライドする文字数が違う可能性が候補に挙がります。また、①より逆向きにルールが適用されている可能性に思い当たれば、答えが見えてきます。

(3)解答

(2)の検討に基づいて考察を進めていくと、単語の末尾が変換前と変換後で連続したアルファベットになっていることに気づきます。さらに、末尾から一つ手前は2文字スライド、二つ手前は3文字スライドとなっており、このルールに従って問題を解くと上記右側のように解読することができます。(正解肢2

暗号の問題については一見して難易度が分からないことが多く、難問である可能性も高いため、一旦は後回しにして時間が余ったら解くぐらいのつもりでも良い。

YouTube講義

コメント

タイトルとURLをコピーしました